日に日に日差しが温かく、桜開花の第一報が各地から届く毎日。
暗いニュース、刻々と変化する社会情勢、半ば嫌気がさしながらも、ついつい見入ってしまうニュースに、気分を持っていかれがちな今日この頃です。
それでも、毎日はきちんとやってくる。
ご飯は毎日食べなきゃいけないし、毎日きちんと笑わなきゃいけない。
情報に足元がぐらつき、惑わされてしまうのはやっぱり嫌なんです。この騒動の中確信したことは、日々の暮らしをきちんと営むことで、「確かに生きる」という実感が沸いてきて力強く立っていられるんだということ。逆に言えば、私にはそれしかないのだと痛いほどに感じました。
きっと、古の魔女たちは、こんな不安を取り除くために、薬草を摘み、祈り、日々を丁寧に営んだのでしょうね。気持ち、わかります。
それは私だって同じ。小さな命を思う気持ちは変わらないし、病気だってできればならない方がいいもの。けれど、確かに生きるって、どういうことでしょう？それはきっと人によって違うのでしょうね。私にとって「確かに生きること」は、
①きちんと食べること
②自然と共に生きること
③本をよむこと
の三つ。
①のきちんと食べることは、文字通り、できるだけ添加物や出来合いのものを避け、家族そろってご飯を食べる。でも、お菓子は別。だって、子どもたちは大好きだから・・・・・・。だからそのためにも普段の食事は手を抜かず、きちんと食べることを日々大切にしています。
②の自然と共に生きることは、大自然の中で自給自足で暮らすなんて大それたものではなく、都会で生きる自然崇拝者にも実践できることを意識して暮らすことです。例えば、合成洗剤ではなく、自然にきちんと還る洗剤を使うこと。土に還る素材を使うこと。プラスチックを出来るだけ消費しないこと。そして、手作りできるものは手をかけて。
③は私にとって、日常茶飯事と同じ。日々のルーティンなのです。
写真のものは手作りのクリームです。
保存したい瓶に、①未精製のみつろう ②シアバター ③未精製のホホバオイル を１：１：４ くらいの割合で湯煎にかけて溶かします。しっかり混ぜ合わせたら常温で固めて終わりの簡単なものです。
毎日のスキンケアに、ちょっとした傷にも使える頼もしいクリーム。
現代の魔女の暮らしって、きっとこんな風。
出来ることを無理せずに、細々と暮らしをつなげていくことが出来たら、毎日に確かな暮らしの足跡がつくはずです。
梨田の現代魔女の研究室として、またお話しできたらなぁと思っています。
す
