Stay home
家にいることがあまり辛くない、というか、楽しい!と思えるのは、きっとこの方の本のおかげだと思います。
「赤毛のアン」ノート
赤毛のアンの「腹心の友」ノート
モンゴメリーの「夢の国」ノート(「腹心の友」ノートの新装版)
季節のカントリーノート
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夢見る頃をすぎても
ケルトの国へ妖精を探しに
ティスの魔女読本
不思議村のハロウィーン
高柳さんの本の私の蔵書を並べて見ましたが、タイトルを並べただけでも、嬉しくなってしまうものばかりではありませんか?(実は、庭が仕事場という本が欲しくてたまらないのですが、古本でかなりの値段がついていて、今ちょっと、思案中です)。
とある出版社の高柳さんを紹介する言葉の中に、「風がすぅーっと吹き抜けるような空想世界を描き続けている」とあるのですが、まさにその通り。私は、高柳さんの色使いを青の魔法だと思っているのですが、ご本人が「風をさえ描こうとしました」とおっしゃるのを聞いて、自然と言うものへの眼差しが、なんて透明な方なのだろうと、感動したものです。
先日熊井明子さんのことを書きましたが、その熊井さんが折に触れてこんなことをおっしゃっています。
「『アンを知る一族』というのが、ありますでしょう?『赤毛のアン』を知る人は、同じような価値観をもっていて、あの人が喜びそうだと思うものがわかる」
この言葉を聞いたとき、激しく首を縦に振ったのは紛れもなく私です。因みに、熊井さんの本、「私の部屋のポプリ」シリーズのイラストは、高柳さんが描かれてます。熊井さんも高柳さんも「アンを知る一族」。私も、赤毛のアンで成長したひとりとして、いつも心に11歳のアンがいます。
歓喜の白路、輝く湖水、恋人の小径、白樺、リンゴ園、そばを流れる小川、殺風景な東の部屋までもを、想像の世界で散歩しました。そんな少女時代を過ごしたので、心の内を絵にしてくださった高柳さんの本は、まるで贈り物のように思えたのです。
想像の世界なんて、なんの役にも立たないとおっしゃる方もたくさんいるでしょうね。
何の利益も生み出さないじゃないかと。
確かに「想像力」は便利で使える情報ではありません。
けれども、想像力は毎日を輝かせる魔法になります。
きっと、想像力を持ったことがある方ならわかるはず。
だって、女性はみんな、かつて少女だったでしょう?
実は、そんな乙女心というか少女性を、ねじ伏せるように過ごした頃もありました。
大人にならなきゃいけないと、少女のしっぽを切り落とそうとしたことも。
けれども、大人になった今、好きは好きで良いのだと確信しています。
誰の目も気にしなくて良いのだと。
大人になれない少女性ではなく、見た目はきちんと大人だけれど、洗練された乙女心のようなものを携えた人になりたいなぁと思うのです。
見た目は大人、心は乙女。
まるで、コナンと反対ですね。
皆さま、今日も良い一日を、家で過ごしましょうね。
その場所は、想像の力で、どんな場所にだってなり得るのですから。