いつもインスタやエブリスタやホームページをご覧いただきありがとうございます。
沢山のいいね!やコメントに、おひとりずつ「ありがとう」を伝えたいほど。
皆さんの投稿にも元気を貰ったり、新しい本を教えていただいたり、「あー、あの人はこの本が好きなんだ」とか、「私もその本好き!」とか、なんとも楽しい時間を過ごさせていただいています。
本って単なる「物」なんだけど、立派な人格を持っていると感じませんか?
いばりやのジャイアンみたいな本。
お高くとまったスネ夫みたいな本。
優しくてかわいらしいしずかちゃんみたいな本。
本当にこんな人いるの?と疑いたくなるような出木杉くんな本。
開けば困りごとを解決してくれそうなドラえもんみたいな本。
そして、いつまでも開く気にならないほどのーんびりなのび太みたいな本。
ね?本にはきちんと人格ががあるでしょう?
本が大好きで、本のある空間が愛おしくて、本という存在がこの世から消えたなら、きっと生きていけないほど。
生きるためには必要じゃないけれど、生きている事を実感するのに、本はとてつもなく必要なのです。個人的に。
けれど、最近気づいたことがあります。それは、「本を読む人」と「本を愛する人」も同じくらい好きなんだということ。
でも、専門的な知識も何もない私に、一体何ができるのだろう?と悩んでいました。
実は今年、41歳になる私。
まぁまぁえー歳(笑)。
きっと、赤毛のアンの時代なら「老女」と呼ばれていたはず。
何かを書いたり伝えたり・・・・・・。
それは私の仕事の一部ではあるのですが、何か足りない。
うーん。うーん。
日々の事を綴るノオトに、あーでもない。こーでもない。と言葉を書き綴る日々。
なかなか答えは出てこなくて、まさに「うんともすんとも」な日々を過ごしていました。
そんな時、またも本棚が私を助けてくれました。取り出したのは中山庸子さん著【40歳からの「夢ノート」】。
この本の中に
・「夢の師匠」を見つける
という章があります。ここに著者の中山さんが勇気をもらったという、作家の田辺聖子さんの言葉が紹介されていました。その言葉に、私自身も何とも勇気づけられのです。その一説がこちら。
この作品は、私の<夢見小説>のいちばんはじめの作品、となった。
私は四十一歳、中年の域に入り、なお夢を見ていたわけである。
この文章は、田辺聖子さんが魅力的な女性が登場するご自身の小説を<夢見小説>と名付けたことについてのくだりなのですが、なんとも、勇気の出る言葉ではありませんか?
因みに、この本の著者中山庸子さんも、40歳を過ぎて本を出版するという夢をかなえたお一人です。
この言葉を聞いた(読んだ)時、すーっと何か、自分の中で落ち着いて、何をしたいのか明確になった気がしたのです。
【本と人をつなぐ場所を作りたい】
【暮らしを提案する場所を作りたい】
そんな言葉が自然に出てきました。
本が好きな人が、本に人生を手助けしてもらってきた人が、どんな本を読み、どんな風に考えてきたんだろう?
一年間でこんなにも変化した世界で、私たちを支えてくれたのは紛れもなく暮らしだ!
何も、本に人生を支えてもらっている人は、作家や物書きばかりではないはず。
こんなに変化した世界で、暮らしの大切さに目覚めたのはわたしだけではないはず!
そんな風に感じ、このホームページを私一人のものではなく、「本好き」な人たちが集い、そして大好きな暮らしが出会う場所にしたい思いから、ホームページの名前も変更しました。
本日より、ホームページの名前は【本と暮らしの研究室】と改めさせていただきます。
本と暮らしがなければ、生きていけないものですから・・・・・・(笑)。
明日は、どんなふうに【本と暮らしと人をつなぐ場所】を作っていくのかを、皆さんとおしゃべりできたらなぁと思っています。
では、皆さん。素敵な一日をお過ごしください。