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ダメダメだった約10年以上前

ずっと、本のアカウントを見てくださっていた方には、きちんと自己紹介をしたことがありませんでしたね。
ては改めて……コホン。
こんにちは。梨田莉利子です。
私は会社員の夫と3人の子どもたち。そして8歳の保護犬と暮らすワーキングマザーです。
もちろん皆さんと一緒で、朝起きてキッチンに立つと、戦いのゴングが鳴りひびく毎日を送っています。
毎日の愉しみは、読書とお酒と野球観戦(初出しの趣味笑)。あとは大好きなお花を愛でること。
本当は、グータラしながらずーっとそうしていたい面倒くさがりです。
そんな私が、ダメダメだったお母さんだった十数年前から、あることがきっかけで考え方を変化させ、働きながら心愉しく毎日を送れるようになりました。
それは、【暮らしを回すコツ】を掴んだことです。
今日は自己紹介と言う意味で、そんな【暮らしを回すコツ】を掴むまでのお話を少し…。
約十数年前子どもが産まれて、暮らしが激変しました。
今まで、「私」が頑張れば何とかなった色々なことが、ニッチもサッチもいかなくなるということを生まれて初めて経験したのです。
まず、子ども(小さな子)は、こちら側の都合なんか知ったこっちゃない。都合よく泣き止みもしなければ、寝てもくれません。
更に部屋は散らかる一方。
汚い部屋。
溜まった洗濯物。
積み重なる汚れた食器。
あんなに優雅に働いていたのに、小さな赤ちゃんひとりいるだけで、暮らしってこんなにもうまく回らないものなの?
雑誌やSNSには、キレイなママや、素敵なお部屋がたくさん。
私にはできない。
私には無理だ。
そんな自己嫌悪の日々に、第二子の妊娠・出産。
「今より、子どもが増えてうまくいくはずない!」
今考えればマイナスな部分ばかり見ていたと思います。
愉しいこともあったはずなのに、大変さで忘れている。
ただでさえ忙しいのに、第二子が一歳になる頃、第三子の妊娠がわかりました。
このままじゃだめだ!
このままじゃ子どもごと、家族ごとダメにしてしまう!
あの頃は、子どもより泣いていたかもしれません(笑)。
何もうまくいかない状況で限界達したころ、やっと今までの自分を総入れ替えしなければいけない!と気付きました。
その頃、あちらこちらで整理収納アドバイザーなる方々を発見。
「え?子どもがいて、この家?」
「ステキー!おもちゃが床に出てなーい!」
と、目を皿のようにして雑誌や本を読み漁り、そんな方々のブログを舐めるように読んでいました。
まねしんぼ。な私はたくさんの方々に影響を受け、収納道具を買いに走り、即行動!
白いボックスで見た目統一!
キレイ〜。
ラベリング、ラベリング。
わかりやす〜い。
保存食品は透明の瓶に入れ換えて!
ストックの管理がしやすいわ〜!
などと、なんとか整った我が家を眺めては悦に入っておりました。
で、ですが、続かない……。
1週間もすると、白いボックスから物が溢れ、
1ヶ月後には、ラベリングがペラペラめくれ。
3ヶ月後ともなると、透明瓶は忘れ去られて食品のパッケージから、直接かつおぶしを使う。
「はぁ〜」と落ち込んでは、また素敵な暮らしをしている方々を見ればまねしんぼ。
結局、その繰り返し。
収納用品は増える一方なのに、一向に片付かない毎日を繰り返していました。
でも、それもそのはず。
いわば整理収納のプロたちが、持てる力を存分に暮らしに発揮し、提案してることは、その方だからできたこと。
その上澄みだけを飲んでみたところで、その人になれるはずない。
それに気づいたのが、コロナ禍に入る少し前のことでした。
ですが、これは実は当たり前のことだったんです。
私は野球が大好きなのですが、できません。
そう。野球ができないのにイチローさんになろうと、イチローさんのバッティングの真似だけをしているのと同じ。
イチローさんは、ものすごい練習をして打席に立っているのに、私は練習をサボっていながらヒットを打とうとしていたんです。
そりゃ、続きませんよね。
ヒット一本打てないし、そもそも球が速すぎて見えない。
そんな私が、どうして「暮らすこと」を楽しめるようになったのか?
長くなったので、また次回お話させてくださいね!
皆さま、今日も心愉しく素敵な一日を。