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出来杉くんに自由は必要ありません

こんにちは。

 

【本と暮らしの研究所】を運営する梨田莉利子です。

 

さて今日は、タイプ別暮らしの整え方出木杉くんです。

 

昨日は、ドラえもんとサザエさんは捨てちゃダメというお話しをしました。

 

そんなお話し、今日は出木杉くんバージョンです。

 

「出木杉くんにできないことなんかあるの?」

「出木杉くんなんだから、できないことなんてないでしょ?」

 

いや、それがね。あるんですよ。出木杉くんにも悩みが!

まず、出木杉くんは「失敗が嫌い」です。

 

だから、何かをイチから構築していくことが案外苦手。

ある【ひな形】があるものに対しては、いち早く対処できるし、処理能力も高い。

 

でも「自由にやっていいよ」と言われたら、途端に固まる・・・・・・(笑)。

「いやいやいや、それがわからないから、一番効果的な方法を教えて欲しいんだけど」なんて言う、出木杉君の声が聞こえてきそうです。

 

でも、本来「暮らし」というものは、人によって違います。

私と隣の人の家は違うし、持ち物だって違う。性格も年齢も、全く別の人物です。

 

ですから、暮らしていくのに必要なモノもコトもぜーんぜん違うのです。

だから、本来は当てはめる【ひな形】なんてあるはずがないんです。

 

本当の暮らしって、たぶん色んな人がやっているやり方を、10個試して、20個試して・・・・・・。100個くらい試して1個くらいが当てはまる。たぶんそんなものだと思うのです。

 

ですから、誰かのやり方をちらっと拝借したところで、うまくいくはずがない。

 

けれど、出木杉くんはそれが大嫌い。

100個も試すなんて、無駄中の無駄じゃない!なんていいたくなりますよね。

 

でも、怠けることもサボることも嫌いで苦手だから、頑張り続けちゃうんですよね。出木杉くん。

 

だから、出木杉くんは【how to】がないのは嫌なんです!つまり教科書ですね。

・これを用意してください

・この中にはTシャツ10枚まで

・畳み方はこのたたみかたで

のように、細かく書かれている方が安心します。

 

だから、疲れるんです。

「この収納方が正解!」「こうする方が正しい」を守り続けるのって、そりゃぁしんどいでしょう?

 

でもね。

本来「暮らしを整える」ことは目的ではないはずです。

 

私たちが見たいのは「整った暮らし」の向こう側の景色ではありませんか?私たちは大半が整理整頓が仕事ではなく、心愉しく暮らすためのツールであるはずです。

 

暮らしを整えることそのものは、誰かを苦しめるためにあってはいけないと思います。暮らしは誰かのためではなく、自分や家族のためにあるものです。

 

でも、出木杉くんに「自由にどうぞ」は辛すぎる。

 

けれども、ここでも繰り返しますが、短所を思い悩まないでくださいね。長所を伸ばせば、暮らしはもっと愉しく幸せになります。

 

次回からは、そんな具体的な方法をお話ししていきたいと思います。

 

因みに、出木杉くんを肯定的なぺこぱ風に言い換えるとこんなところかな?

 

「君の失敗なんて、地球規模で見たらちっぽけなものさ!そうだろ」

 

さて皆さん、ゴールデンウィーク、規制はかかりますが心愉しくお過ごしくださいね!