こんにちは。
【本と暮らす日々/暮らしの練習帖】を運営する梨田莉利子です。
さて今日は、読書量についてのお話しを。
私のインスタグラムを見て下さっている方は、きっと本好きの方がほとんどですよね?
そんな方たちが気になる情報の中に、「読書家と呼ばれる人は一体どれくらい本をよむのだろう?」という疑問ありませんか?
私自身の話で恐縮ですが、例えばインスタ等で見かける「ひと月に100冊読む方法」みたいなキャプションには全く惹かれないのです。でも、自分はどのくらい読んでいるのかと聞かれたら、ひと月で100冊くらいは読んでいるんですよね。
主に児童文学やエッセイ、または暮らしの本などを中心にご紹介しているのですが、もちろんそれ以外の本も読みます。
経済の本だったり、自己啓発的な本だったり、いわゆる【雑読・乱読】も良いところで、ありとあらゆる隙間時間を使って「読んで読んで読みまくる」のがマイ・ライフスタイルなのですが、これをするコツは「本によって読み方を変えている」のです。
大切な絵本や児童文学、大好きな方のエッセイや暮らしの本。そして、素敵な小説なんかは、ゆっくりゆっくり、何日もかけてその文字の並び方や行間までもをゆっくりと咀嚼するように読みます。
まるでひとつひとつ宝石を宝箱に収めるように。
そっと拾い上げて、光に透かして、眺めて、触って。
そして、最後は宝石箱の鍵をカチリと閉めるように。
私はそんな読み方をスロウリーディングと呼んでいます。
一方、経済の本や自己啓発の本などは、斜め読み。
こういった本は、一つだけを参考にすることはなく、同じ種類や同じ内容について書かれた本を何冊か読みます。
いわゆる「斜め読み」というやつで、初めから最後まできっちり読まなくてもいいと思って読んでいます。たまに、あとがきから読むことだってあるくらいです。
こんな読み方を私はファストリーディングと呼んでいて。この手の本は、どんどん入れ替わる生鮮食品のようなものだと思っています。
よく、質より量か?量より質か?みたいな話がありますが、質は量を生み出さないけれど、圧倒的な量が質を生み出すことはあると思います。この手の本はその典型タイプ。
今必要な情報と、自分の中の宝物とでは、扱いも使う場所も違いますよね?
生鮮食品は新鮮なうちに。
美しく輝くアンティークは、ゆっくりと磨いたり置く場所をかえてみたり・・・・・・。
本にも性格があり、食わず嫌いはとってももったいない。
私が大人に児童文学をおすすめするように、苦手な経済の本や自己啓発の本から、生きるヒントを見つけることだってあると思います。
本は人生のパートナー。
ぜひ、たくさんの本に出合って、ご自身の心の本棚に大切な一冊一冊を並べていってくださいね!
雨が一転、すっきりと晴れた大阪です。
不穏な日々は続きますが、こんな時こそ本を読みましょう。家族とゆっくり過ごしましょう。幸せはいつも毎日の暮らしにありますものね!
皆さま素敵な一日を。