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「ノオト」のススメ

こんにちは。

 

【本と暮らしの研究所】を運営する梨田莉利子です。

 

皆さまゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか?

 

私はというと、緊急事態宣言が出ている大阪に住んでいるので、おうちで過ごしています。

 

とはいえ、我が家には3人の小学生がいるので、ずーっと家は無理!1日1回は広い河川敷へ行き、ほぉっと息抜きをしています。

 

さて、前回までは「タイプ別」の暮らしの整え方の失敗例をお話ししました。

 

「片付け」からはじめてはいけません

ドラえもんとサザエさんは捨てちゃダメ

出木杉くんに自由は必要ありません

 

皆さんのなかには「さぁ、ゴールデンウィーク!どこか、遠くへ出かけるわけには行かないし、片付けでもするか!」と言う方も多いはず。

 

じつはその「やるぞ!」スイッチが入った時が一番危険です。

 

このときの「やるぞ!」は実は気分で意思ではありません。気分というのは意思のチカラではどうにもならず、周りの環境や見ているものにとっても左右されがち。

 

ですからこのときの「やるぞ!」は長続きせず、結局収納用品だけがあとに残され、私たちはため息をついてしまうのです。

 

ですから、今「片付け」や「暮らしを整える」ことにスイッチが入っている方は、そのスイッチは一旦オフにしてください。

 

まずやるべきことは、暮らしが整った向こう側の景色をビジュアル化することです。

 

まず、自分がお片付けをしたいと思った理由は何ですか?

お片付けや暮らしを整えるこてが目的になっているのなら、それはまた失敗してしまうかもしれません。

 

暮らしを整えることが好きですか?

では、暮らしを整えた向こう側にいるあなたは、今何をしていますか?

 

本当に必要なのは、整った暮らしそのものではなく、暮らしを整えた上で何がしたいか?

 

そのために準備するべきものがあるとすれば、一冊のノオトです。

 

「あぁ、それなら私やってるわ。手帳が好きだし、スクラップもしているもの」

 

という方、きっとたくさんいらっしゃるかもしれませんね。

好きなコーディネートや、好きなインテリアやヴィジュアルを切り抜いてスクラップ。私もそういった作業が大好きで、ついつい時間を忘れて没頭してしまいます。

 

でも私がそのノオトに貼って欲しいものは「おばあちゃん」の切り抜きなのです。

もちろん、大好きなお洋服やインテリアも貼ってください。けれど、その中に必ず「おばあちゃん」を入れて欲しいのです。

 

「おばあちゃん?」

 

と不思議に思われた方、多いかもしれません。

ご年配の方は、ご自身の憧れている女性(あるいは男性)でも大丈夫。

 

とにかく「年齢を重ねた人」をスクラップして欲しいのです。

 

ですから「暮らしを整えよう」と決意したゴールデンウィーク。

まずやるべきことは、必死になって自分の好きな「おばあちゃん」の姿を探してみること(笑)。

 

さて、何故「おばあちゃん」なのか?はまた次回お話ししたいと思います。

 

皆さま、素敵な1日を!