風に草花が揺れ、野草が薫る。
思わず頬が緩み、肩の力がふわっと抜ける。
この場所は、そういう場所です。
本日も素敵な【読書人】をご紹介。
@mieko_smileさん。
出会って以来、ずっと憧れている方。
ん?出会って以来?
そうは言っても、私はmiekoさんと会ったことがありません。
けれども、その場所に流れている空気はとても柔らかく、ご自身のことも透けて見えるような投稿ばかり。
幼い頃、シロツメクサを冠にしたり、すみれの花束を作って母へのプレゼントにしたり、ぷっくりふくらんだカラスノエンドウをぴーっと吹いてみたり・・・・・・。
子どもなら、きっと誰にでも身に覚えがあろう記憶。けれども、大人になってからの様々な雑多な出来事に、それらの思い出たちはいつのまにかどこかへ行ってしまっていました。
ところがmiekoさんに出会った途端、それらの記憶が艶やかな瑞々しさをもって、私の中に現れてくれたのです。
摘んだ花束が誇らしく、ぎゅっと強く握りしめて両手に抱えながら歩いた夕暮れの道。強く握りしめすぎてくたっとしてしまった野の花たちを、涙ぐみながら花瓶にさした、あの頃の私。半べそをかきながら、ごめんね・・・・・・。とあやまった、名も知らない小さな白い花。
そして、くったりとした花束の向こうの母の笑顔。
何十年も忘れていたことなのに、miekoさんに出会えてから、あの頃の記憶の宝箱が開きました。
miekoさん、ありがとう。
今でも、野の草摘みをされているmiekoさんは、いつだって本と草花がある暮らしをされていて、その美しさにハッと目と心が奪われます。
花の美しさはもちろんだけど、「あ、本って美しいのね。やっぱり」といつも再確認。そんな日常の美しさにいつも気付かせてくれる、miekoさんなのです。
最近、つくづく感じていることがあります。
それは、SNSにも人格があるってこと。
投稿はその人そのものだし、もしかすると違う部分もあるかもしれないけれど、一部だと思うのです。
だから、顔が見えていないと、言いたいこと言えるって、なんだか違うなって感じていてて・・・・・・。だからかな?miekoさんは、miekoさんのSNS画面の向こう側で、柔らかく微笑んでいてくれているような気がしているのです。
miekoさんが創る場所は、いつだって柔らかい風が吹き、草花がゆらゆらと揺れる場所なのです。
皆さんも、是非深呼吸に訪れてください。
きっと、胸いっぱいに、野草と本の香りが拡がるはず。
本当は、私だけの秘密の花園にしたかったけれど、やっぱり幸せのおすそ分け。
出会いに心からありがとう。
それがバーチャルでも、繋がるって嬉しい。
秘密の花園の入り口です。
さぁ、一緒に手を繋いで。入ってみましょうね。