朝から強い雨が窓をトントンと叩いています。
雨のノックに答えるように、我が家の愛犬ジジが、時折耳をぴくっと動かしています。
さて、今日は少しだけ真面目なお話し。いや、いつも真面目なんですけどね(笑)。
最近、40歳を過ぎてあることに気づきました。それは「努力はできない」ってことです。いきなり何?と思うかもしれないのですが、私たちってたぶん「努力しないといけない」と思い込んでいるフシがあると思うのです。
なんでも、
「頑張ればいい」
「努力したら上に行ける」
って思っちゃいますよね?私もずーーーーっとそうでした。
でも、振り返って見れば私の人生において「努力が実を結んだこと」ってないんですよね(笑)。あくまでも当社比。
もっと言えば「がんばるぞ!と決意して努力したことは必ず挫折している」と書いた方が正解かもしれません。
では、どんなことが実を結んだかというと、「楽しんで、自動的に継続できたことが、結果につながっている」これに限ります。
これ、実はとあるメジャーリーガーを見ていてハッと気が付いたことなんです。
それは、現在活躍中の大谷翔平選手。
野球をご存じない方も、その活躍ぶりは耳にしていると思うのですが、彼は二刀流という誰も経験したことのないことを実現し、さらにはホームラン王まで狙えるかもしれないという凄い選手。
でも、大谷選手を見ていると、かつてスポ根マンガでみたような汗水垂らして、歯を食いしばって練習しているようなそぶりはまったく見えません。でも、浮いた話一つない彼の生活は、きっと野球まみれなのだと安易に想像が付きます。
いつか、なにかのインタビューで拝見したのですが「24時間野球漬けでも辛くない」という内容を話していたと記憶しています。
ただでさえ、猛者が集まるプロ野球界であれだけ結果を残し、それでいて平然と涼しい顔でものすごいことをやってのける大谷翔平選手を、ずっと一家で応援しているのですが、この人「なんで、こんなに努力できるの?」と不思議で仕方ありませんでした。
でも、ある時ふと気づいたんです。
「あ、この人、自分がやっていることを努力だと思ってないんだ!」
そう。「ものすごいことをやっている人」って、私たちが「努力」だと思っていることを「努力だと思っていない」から継続できるし、誰も到達できない場所へ行けるんだと思いませんか?
私たちは、ホームラン王は狙えないかもしれませんが(笑)、自分のやりたい仕事をしたい!とか、理想の自分になりたい!なんていう願望はありますよね?
でも、それが辛く険しい道だったら大半の人が挫折すると思うんです。
きっと、夢をかなえた多くの人が「努力だと思わないで努力を続けられた人」なんじゃないかな?
それを、わかりやすいように書くとたぶん「好きを仕事にする」というような言葉になり、私たちはついつい胡散臭いな・・・・・・。なんて思ってしまうんですよね。
でも、きっとそれが夢をかなえる人とそうじゃない人の違いだと思うんです。
40歳にして、やっと知った事実。
あー、もっと早く知りたかったな・・・・・・。
次回は、そんな努力のからくりについてお話しできたらなぁと思います。
皆さま、素敵な一日を!