児童文学のなかには、色々なジャンルがあります。
冒険もの。
ハイファンタジー(ハリポタなどの異国世界や転生を扱ったもの)。
SF(タイムマシーンなど、宇宙や未来をテーマにしたもの)。
ホラー
エブリデイマジック(魔女の宅急便など、日常にファンタジーが混ざったもの)。
少女小説や家庭小説。
上げればキリがないほどのジャンルがあります。
そんなジャンルのなかでも、子どもたちも大好き【探偵もの】には、他にはない魅力があると思いませんか?
探偵、と言えば名探偵シャーロックホームズやポワロを思い浮かべる人も少なくないと思います。
読み始めるとついつい夢中になって読みふけってしまうのが、【探偵もの】の魅力。
往々にして、その名探偵の人物的魅力が楽しくて、いつの間にか「好きなタイプ」がシャーロックホームズなんて言ってしまう人がいるのもわかりますよね。
私などは、ミス・マープルの暮らしぶりが好きすぎて、一時期【ミス・マープルの手帖】を作っていたほど。
眠る前に温かいココアを入れてベッドに入るミス・マープルに憧れて、毎日ココアをベッドに運んだ中学生時代。
編み物の達人というのも素敵で(私は全く手先が不器用なんです)、手編みのショールを肩からかけた、一見オールドファッションのミス・マープルが、ものすごい人間観察力でバンバン犯人を当てることが楽しすぎて、夢中になって読みましたっけ。
※ここにはありませんが、いつかおすすめのクリスティー作品をいくつかご紹介できたらなぁ、と思っています。
実は幼い頃、近所の仲良し6人組で、【シャーロックホームズ少年少女探偵団】を結成していました(笑)。
いまでも、実家の倉庫(たくさんの本が眠っている)にある探偵ノートをめくると、プププと吹きだしてしまうほど。
「あの細い路地を自転車ですり抜けた中年の男が怪しい」とか書いているんです(笑)。もう、ほんっと失礼・・・・・・。
でも、脳内探偵団ごっこは私たちのお気に入りの遊びでした。
それは、今の子どもたちもどうやら同じらしく、例えばお友達のひとりが「鍵を無くした」とか言ったものなら、「よし、探偵しようぜ!」となるんですよね。
例に漏れず、我が家の子どもたちも【探偵もの】が大好きです。
長男は今【三国志】と【怪人二十面相】を読んでいるし、長女は【名探偵テスとミナ】、次男は毎晩【大どろぼうホッツェンプロッツ2】を読め!とうるさいです。
ファンタジ―や冒険ものと違って【探偵もの】は日常に起こりそうなところが、ワクワク感が他とは違ういます。日常ががって見えるところが面白さの秘訣なのかも。
皆さんのお気に入りの探偵ものはどの一冊ですか?
今週一週間(2021/6/14~6/18)は、そんな名探偵ものをご紹介できたらなぁと思ています。
皆さま、素敵な一日を!