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ー「魔女の宅急便」の肉だんごスープー

今日のお昼は、何にしようかなぁ?

と、冷蔵庫の中身とにらめっこ。

Stay homeで、良かったことのひとつは、買い物の回数をできるだけ少なく、今あるものの中で、なんとか一食分を乗り切ろうとする、工夫が身についたこと。

冷蔵庫にはたけのこ。冷凍庫には昨日の餃子の中味だけ。乾物ストックを見ると春雨がありました。

肉だんごスープ!

その時、ふと頭をよぎったのが、「魔女の宅急便」です。

一旦、台所から離れて、本の部屋へ。

本の部屋の特等席に、魔女や魔法使いの本ばかりを集めたコーナーがあり、ど真ん中に、魔女の宅急便があります。

その一巻、ちょうど大晦日のシーンに、肉だんごスープを作るキキの姿が。


ーキキは気をとりなおして、肉だんごづくりにとりかかりました。りんごぐらい大きい肉だんごです。かあさんがやっていたのを思い出しながら、夏のあいだに水煮をして保存していたトマトといっしょに、煮ました。キキが生まれた町では、大みそかの夕食に、トマトで煮た大きな肉だんごを食べる習慣がありました。ー
魔女の宅急便  角野栄子 作


ふふふ。と思わず笑みが溢れてしまうのはいつものことです。

この頃にはキキも、少しずつ、お母さんで魔女のコキリさんのやり方を真似しはじめていて、ほうきで飛ぶだけじゃなく、古いやり方も会得しているんですね。

現代っ子の魔女が、夏のあいだにトマトを保存しておくなんて。もう、魔女じゃないですか。

この後、もちろん素敵なおすそわけのエピソードがあって、無事に新年を迎えるキキとジジ。

このまま、本を読んでいたいけど、お腹が鳴りました。

台所へ降りて行って、肉だんごのスープを作りましょう。

今日は中華風スープで、肉だんごとたけのこと春雨のスープにします。

少し片栗粉でとろみをつけたら、大人は仕上げにラー油を回しかけて。

さぁ、いただきます!

皆さまも、良い一日を。